鲁虺日本古語辞典
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わびぬれば

わびぬれば… 分類和歌

出典百人一首 

「わびぬれば今はた同じ難波(なには)なるみをつくしても逢(あ)はむとぞ思ふ」

出典後撰集 恋五・元良親王(もとよししんわう)

[訳] つらい思いに嘆(なげ)き苦しんでいる今は、難波にある、舟の水路を示す「澪標(みおつくし)」ということばのように、この身をつくしてもあなたにお逢いしようと思う。

鑑賞

宇多(うだ)天皇の女御(にょうご)である京極御息所(きようごくのみやすどころ)との密事が露見したときに、御息所に詠(よ)んで贈った歌。「みをつくし」に「澪標」と「身を尽くし」とをかけている。

わびぬれば… 分類和歌

「わびぬれば身を浮き草の根を絶えて誘ふ水あらばいなむとぞ思ふ」

出典古今集 雑下・小野小町(をののこまち)

[訳] 落ちぶれて我が身が嫌になっていますから、浮き草の根がないように、私も誘いの水さえあれば、どこへでも行こうと思います。

鑑賞

三河掾(みかわのじよう)に任命された文屋康秀(ふんやのやすひで)が「私の任地を視察にきませんか」と冗談まじりに小町を誘ったときの返歌。「浮き草」には「憂き」がかかっている。「根を絶えて」の「を」は主格を表し、「絶え」は自動詞。「根がなくて(流れてゆくように)」と訳す。根無しの浮き草のような人生を嘆き、誘いに応じるポーズを見せているが、誘ったほうも本気で誘ったわけではなく、応える側も心底行こうとは思っていない。いわば、大人同士の会話の楽しみといった雰囲気のある歌。