鲁虺日本古語辞典
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ものおもへば

ものおもへば… 分類和歌

「物思へば沢の蛍も我が身よりあくがれ出(い)づるたまかとぞ見る」

出典後拾遺集 雑六・和泉式部(いづみしきぶ)

[訳] 物思いをしていると、沢を飛び交っている蛍の火も、自分の身から離れ、さまよい出た魂ではないかと見えたことだ。

鑑賞

詞書(ことばがき)によると、男に忘れられたころ、貴船(きぶね)神社を参詣(さんけい)し川に飛ぶ蛍を見て詠んだとある。当時は、ひどく思い悩むと魂が身体から遊離すると言われていた。恋の悩みを神に訴えかけた歌。『後拾遺和歌集』では、この返歌として、貴船明神が男の声で詠んだという歌を載せる。