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検索動向:2001年   


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[351] 検索エンジン kensaku.jp 閉鎖しました (2001.12.30) 

 kensaku.jpが事前の予告なく閉鎖しました。1998年11月に早稲田大学修士の黒田氏が開発したもので、1999年10月からは検索数でトップクラスに顔を出し、多くの人に利用されてきました。最初はRingring(kuro.net)、1999年8月にドメインをkensakuku.orgに変更、2000年8月にサービス名をkensakuku.orgへ、2001年7月にkensaku.jpへ変更しています。最新の評価は検索評価が67.7の6位、検索数は76.7の3位、総合の検索力は76.4の6位と★★マークの上位を占めています。大学卒業後の2000年4月に1ヶ月程中止していますが、他に仕事を抱えながら一人で検索エンジンを開発・提供することは無理だったようです。ベンチャー資金などのバックアップで発展できなかったのは残念です。なお、数時間しかアクセスできなかった最後のコメントは、「長い間のご利用ありがとうございました。閉鎖しました。連絡先はkuroda@pp.iij4u.or.jpとなります」。こちらこそ、長い間ありがとうございました。

[350] Lycosサーチ、WiseNut採用。gooに僅差の2位へ浮上 (2001.12.12) 

 ポータル化を進めているLycosですが、いままでの検索エンジンは検索結果の評価ができない第1世代のものでした。12日にリニューアルした検索エンジンは米国でGoogleキラーと言われている検索エンジンWiseNutで、9月から日本語のベータ版を提供していました。現在、7,500万ページと日本で最大規模のデータを収集しています。検索結果のランキング方法は不明ですが、検索評価では、goo 100.0、Google 90.0、TOCC 89.7、Lycos 88.5、ODiN 78.7、に位置しています。総合の検索力は、goo 100.0、Lycos 99.7、TOCC 96.4、Google 95.2、ODiN 83.2、と大変よく、★★★の仲間入りです。さらに特徴的なのは検索結果を自動クラスターリングすることです。このカテゴリー分類はすばらしく、ぜひ何かキーを入れて確かめてほしいものです。

[349] Google リニューアルしイメージ検索のベータ版オープン (2001.10.29) 

 Googleがリニューアルし、4種類の検索が可能になりました。1)ウェブ全体:従来のページ検索と同じです。2)イメージ検索(Beta):検索結果をサムネイル表示しますので利用価値があります。データが多い順に、日本語はGoogle、Naver、Lycos、英語はAlltheweb、Google、AltaVista、です。3)グループ検索(Beta):電子メール時代のBBSで、日本では発展しないうちにWebが始まり、Webの掲示板の方が盛んになっています。4)ディレクトリ検索:ベータ版から正式版になりました。検索数は12.2でFreshEyeの5.6に較べて倍以上収集しています。検索評価は51.1で、総合の検索力は45.1です。このリニューアルでYahoo!との提携が影響を受けることが予想されます。なお、トップページに画像検索を追加しました。英語版は「写真」の方にあります。

[348] Google:ロボット型ディレクトリーのベータ版オープン (2001.8.15) 

 日本語版ディレクトリのベータ版がオープンしました。ODPのサイトデータを検索エンジン技術のPageRankで再構築したものです。gooと同様、サイトに関する情報が従来型の数〜数十倍になっていますので、検索結果は多くなります。グルメ、野球、病気などの異常値を除いて得た検索数は4.9でFreshEyeよりも多いです。検索結果の評価は、サイト検索が68点、関連検索が44点で、ページ検索の95点と50点よりも悪くなっています。これでYahoo!との提携は解消することが予想されます。

[347] goo:100万サイトのロボット型ディレクトリーをオープン (2001.8.01) 

 gooのトップページが大幅にリニューアルしました。コンテンツ、ナビゲーション、トピックスと他のポータルと似た構成です。今回のリニューアルのポイントであるナビゲーション部は検索窓と12分類のディレクトリからなっています。特に、100万サイトからなるロボット型ディレクトリーを構成するサイトは紹介文、カテゴリに加え、トップページの画像イメージと3種の主要ページを表示します。4200万からのページ検索は従来と同じです。

[346] 14億9500万頁収集の検索サービスWISEnutの新登場 (2001.7.31) 

 収集数14億9500万ページの検索エンジンがサービスを開始しています。英語の検索数を調べたところ88と3位です。WISErankによる検索結果のランクはGoogleと同等かそれ以上とみなせます。またWISEguideによって自動作成したカテゴリも表示します。25言語とコードが選択でき、日本語とシフトJISをセットできますが、まだ日本語入力はできず、検索結果は文字化けします。TeomaよりもGoogleキラーのようです。

[345] 英語検索エンジン Teoma ベータ版登場 (2001.7.26) 

 Googleと同様なリンクをベースにした検索エンジンが登場しました。検索機能はAND検索(暗黙のスペース)、OR検索(-)、フレーズ(チェックボックス、引用符で囲む)、andやtheなどのストップワードを生かす(+)、しかないシンプルなものです。検索結果に特徴があり、ランキング精度の高いWebリストに加えて、自動作成したカテゴリ情報や代表的なリンク情報を同時に表示します。まだベータ版で、non-English pageと日本語表示しませんが、日本語は結構入っています。なお、検索数は33で、検索デスクに追加しました。

[344] ★★★マークの新検索エンジン TOCC 登場 (2001.7.17) 

 Inktomi(gooと同じ)をベースに三菱電機が開発した日本語処理技術を組み合わせた新しい日本語検索エンジンが登場しました。昔のOpen Textと同様に検索ソフト販売のプロモーション用とのことです。まだベータ版ですが、検索力調査の結果、総合の検索力は95でkensakuを僅かに抜いて3位です。検索数は70で5位、サイト検索は100でGoogleと同点1位、関連検索は97で2位、といきなり★★★マークの登場です。5月から2ヶ月間で★★★が2サイトから4サイトに増え、検索が楽しくなってきました。

[343] OCNnaviは終了しOCNサーチはgooを採用 (2001.7.02) 

 OCNnaviの登録型ディレクトリは6月末に終了しました。それに代わり新たにOCNサーチを始めました。4月からLookSmartと提携していましたが、7月2日からgooのディレクトリへ変更しました。私が驚いたことがあります。それはブランドの「navi.ocn.ne.jp」を放棄したことです。この逆リンクを求めると、AltaVista 16,579、Fast 556、goo 8,393、Google 2,190、infoseek 13,671、HotBot 6,500、です。この価値あるドメインを放棄するのでなく、使う道を考えてほしいものです。

[342] ODiN Directory のオープン (2001.4.22) 

 ODiN Directory はOpen Directory Project のデータに、ODiN独自に開発したアルゴリズムで収集、審査、分類を行ったデータを付加したものです。分類は14個の大分類、中分類、小分類に分かれており、Yahooと同様な@カテゴリも含んでいます。表示は2種類あり、最初は「Open Directory Projectによる審査済みのウェブサイト」、次に「ODiNによる未審査の関連ウェブサイト」がリストされます。ロボット系と同様、他サイトでの検索フォームの使用は当分禁止とのこと、です。

[341] 韓国Naver社の日本語検索Nexearchオープン (2001.4.17) 

 韓国のNaver社が日本語検索サイトをオープンしました。開発した検索エンジンNexearchはGoogleと同様にリンク情報をベースにランキング表示しますので、重要サイトが検索されやすくなっています。検索結果にはサイトごとに類似文書検索とPreviewのリンクがつきます。Previewはページ内の見出しをリストしたものです。検索力調査したところ検索力は31でLycosの52、InfoNavigatorの30、との間です。早速、検索デスクから使えるようにしました。

[340] OCN naviは検索サイトの更新を断念しLookSmart採用 (2001.4.11) 

 先月から動向が注目されていたOCN naviが、ついにホームページ検索サービスを6月末日に終了すると発表しました。3月23日に登録受付を終了、登録系ディレクトリから撤退しました。3月29日に前面リニューアルしたため期待していたのですが、4月2日にロボット系検索を突然終了しました。翌3日に検索結果表示のコメントがあり、11日に終了の発表です。個人であれ企業であれ、Web参加者の多くが貢献した割りに評価されていないのが現実です。今後、Webは有料化に向けた新しい競争が始まります。OCN navi担当の皆さま、長い間ありがとうございました。

[339] Yahoo!Jのページ検索はgooからGoogleへ (2001.4.02) 

 Yahoo!Japanとgooは1999年1月から提携関係にあったのですが、3月31日に2年3ヶ月間の提携を解消しました。そして4月1日からYahoo!Japanは新たにGoogleと提携関係を結び、そのページ検索はPowerd by Googleになりました。これは昨年6月に米Yahooが提携先をInktomiからGoogleへ変更したときに予想されたものです。これでYahoo!Japanは独自に開発したディレクトリのカテゴリー検索とサイト検索を受け持ち、ページ検索はGoogleからの結果を返します。

[338] 登録系のDragon Nextが閉鎖 (2001.2.07) 

 登録系の検索サイトDragon Nextは、1月29日、メルマガのDragonFieldに統合されました。5年前に初めて検索調査したときに京都の学生が運営するJapanSEを調査しています。その後、Dragon Nextになり、翻訳サーチや検索サイトへの登録など、特徴のあるサービスを提供していました。1996年10月の登録系の検索サイトは13社ありましたが、現在は4社です。新規にホームページを立ち上げる人にとってはますますPRが難しくなってきました。逆リンクを調べてみると、AltaVista 7,595、Fast 10,215、goo 5,318、google 1,310、InfoseekJ 8,239、です。これだけの逆リンクを得るには莫大な広告費が必要です。もったいない話です。本当に長い間、ありがとうございました。

[337] Disney社、go.comを閉鎖しネット事業再編へ (2001.1.30) 

 go.comの閉鎖を知り朝の「Web記事」で紹介しました。検索デスクにあるNewsIndexで"Disney go.com"を検索すると9時頃で約20の記事が見つかりました(すごい時代ですね)。現在のgo.comは決してポータルでなく、Disneyはgo.comをポータルサイトにするのに失敗し撤退したとみなせます。現在のYahoo Japanのトラフィックでさえ、検索 25%、ニュース 16%、コミュニケーション 30%、コマース 29%ですので、後発のgo.comが追いつけない分野があったようです。Guideで始まった検索サイトInfoseekの最新版は不思議にもguideに戻っています。買収でInfoseek.comというブランド(ドメイン)をgo.comに変更しましたが、Infoseekブランドが復活することを望みます。

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