鲁虺日本古語辞典
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鲁虺日本古語辞典 / らむ上一个 查看全部 下一个

らむ

らむ 助動詞 四段型《接続》活用語の終止形に付く。ただし、ラ変型活用の語には連体形に付く。

〔現在の推量〕今ごろは…しているだろう。▽目の前以外の場所で現在起こっている事態を推量する。

出典古今集 春上

「袖(そで)ひちてむすびし水の凍れるを春立つ今日の風やとくらむ」

[訳] ⇒そでひちて…。

〔現在の原因の推量〕…(のため)だろう。どうして…だろう。▽目の前の事態からその原因・理由となる事柄を推量する。

出典古今集 秋下

「吹くからに秋の草木のしをるればむべ山風を嵐(あらし)といふらむ」

[訳] ⇒ふくからに…。

出典更級日記 竹芝寺

「などや苦しき目を見るらむ」

[訳] どうしてつらい目に遭うのだろうか。

〔現在の伝聞・婉曲(えんきよく)〕…という。…とかいう。…のような。▽多く連体形で用いて、伝聞している現在の事柄を不確かなこととして述べる。

出典枕草子 鳥は

「あうむ、いとあはれなり。人の言ふらむことをまねぶらむよ」

[訳] おうむはたいへん情趣がある。人が言うようなことを、(そっくり)まねをするとかいうことだよ。

語法

(1)原因の推量の用法現在の原因の推量(②)の用法では、「らむ」を含む文を、原因・理由を表す部分と、目の前の事態を表す部分とに分けることができ、前者には以下の三つの場合がある。(2)上代は、上一段活用の「見る」の未然形または連用形に付いた「見らむ」という形が見られる。(3)鎌倉時代以降には、「む」と同じく単純な推量の意も表した。(4)「らし」との違い

参考

中世以降「らん」と表記する。

ら-・む 分類連語

…ているだろう。…ているような。

出典後撰集 春下

「あたら夜(よ)の月と花とを同じくはあはれ知れらむ人に見せばや」

[訳] せっかくの(春の)一夜の月と花とを同じことなら情趣を理解しているような人に見せたい(ものだ)。

注意

四段動詞の已然形や、サ変動詞の未然形に接続する連語。終止形接続の助動詞「らむ」と混同しないこと。

なりたち

完了の助動詞「り」の未然形+推量の助動詞「む」

らむ 現在推量の助動詞「らむ」の連体形。

出典竹取物語 かぐや姫の昇天

「おぼすらむ事、何事ぞ」

[訳] お思いになっているだろうことは、どんなことですか。