鲁虺日本古語辞典
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よ 間投助詞《接続》種々の語に付く。③は四段・ナ変・ラ変動詞の命令形に付く。

〔感動・詠嘆〕…なあ。…よ。

出典枕草子 鳥は

「人の言ふらむことをまねぶらむよ」

[訳] (おうむは)人が言うようなことをまねるとかいうことだよ。

〔呼びかけ〕…よ。

出典枕草子 雪のいと高う降りたるを

「少納言よ、香炉峰(かうろほう)の雪いかならむ」

[訳] 清少納言よ、香炉峰の雪はどんなであろう。

〔念押し〕…よ。▽命令や禁止の語に付いて。

出典枕草子 虫は

「今、秋風吹かむをりぞ来(こ)むとする。待てよ」

[訳] 間もなく、秋風が吹くだろうそのときに来ようと思っている。待っていろよ。

〔取り立て〕…だぞ。…だよ。

出典大鏡 道隆

「これらこそ、あるべきことよ」

[訳] このような扱いこそ、当然のことですよ。

参考

カ変・サ変・一段・二段活用動詞の命令形の末尾の「よ」は、語源的には間投助詞の「よ」と同じものと考えられるが、命令形の一部分である。したがって、③の用法は四段・ナ変・ラ変活用動詞に限られることとなる。また、文中用法を間投助詞、文末用法を終助詞と区別する説もある。

よ 格助詞《接続》体言、活用語の連体形に付く。

〔起点〕…から。…以来。

出典万葉集 四一六〇

「天地(あめつち)の遠き初めよ世の中は常なきものと語り継ぎ」

[訳] 天地創造の遠い初めの時代から、世の中は無常なものだと語り継ぎ。

〔経由点〕…を通って。…を。

出典万葉集 四〇五四

「ほととぎすこよ鳴き渡れ」

[訳] ほととぎすよ。ここを通って鳴きながら飛び過ぎよ。

〔動作の手段〕…で。…によって。

出典万葉集 三四三九

「水をたまへな妹(いも)が直手(ただて)よ」

[訳] 水をいただきたい。あなたの手で直接に。

〔比較の基準〕…より。

出典万葉集 三四一七

「よそに見しよは今こそまされ」

[訳] よそながら離れて見ていたときよりは、(こうしてお会いした)今こそ恋しさがまさることよ。

参考

上代の歌語。類義語に「ゆ」「ゆり」「より」があったが、中古以降は「より」に統一された。

よ 【余】 名詞①

余り。▽数を表す語に付いてそれより少し多いことを表す。

その他。それ以外。

よ 【予・余】 代名詞わたくし。自分。▽自称の人称代名詞。男性が用いる。

出典奥の細道 出発まで

「よもいづれの年よりか、片雲(へんうん)の風に誘はれて、漂泊(へうはく)の思ひやまず」

[訳] わたしもいつの年からか、ちぎれ雲が風に流されるように居所を定めずにさまよいたいという気持ちが抑えられず。

よ 【夜】 名詞夜。

出典徒然草 八九

「ある所にてよふくるまで連歌して」

[訳] ある所で夜が更けるまで連歌をして遊び。

よ 【節】 名詞①

(竹やあしなどの)節(ふし)と節の間。

出典竹取物語 かぐや姫の生ひ立ち

「よごとに金(こがね)ある竹を見つくる事重なりぬ」

[訳] 節と節の間ごとに黄金の入った竹を見つけることがたびたびであった。

節(ふし)。

参考

①は和歌では、「呉竹(くれたけ)の」「なよ竹の」などの枕詞(まくらことば)を伴って用いられることも多く、そのときは「世(よ)」または「夜(よ)」にかけて用いる。

よ 【世・代】 名詞①

(人の)一生。生涯。

出典古今集 雑下

「いざここにわがよは経(へ)なむ」

[訳] さあここで私の一生を過ごそう。

前世(ぜんぜ)(=この世に生まれる前の世)・現世(げんぜ)(=現在の世)・来世(らいせ)(=死後の世)のそれぞれ。

出典源氏物語 桐壺

「前(さき)のよにも御契りや深かりけむ」

[訳] 前(まえ)の世においてもご宿縁が深かったのだろうか。

時代。時分。時。

出典万葉集 九

「遠きよにありけることを」

[訳] 遠い時代にあったことを。

御代。治世。政治。国政。一人の統治者が国を治める期間。

出典古今集 仮名序

「年は百年(ももとせ)余り、よは十つぎになむなりにける」

[訳] 年は百年余り、治世は十代になってしまった。

世間。世の中。社会。

出典徒然草 一五五

「よに従はん人は、先づ機嫌を知るべし」

[訳] 世間に順応しようとする人は、まず物事のしおどきを知らなくてはならない。

俗世間。俗世。浮き世。

出典古今集 雑下

「よを捨てて山に入いる人」

[訳] ⇒よをすてて…。

時流。時勢。

出典源氏物語 須磨

「親しう仕うまつり、よになびかぬかぎりの人々」

[訳] 親しくお仕え申し上げ、時流になびかない人々。

男女の仲。夫婦の仲。

出典伊勢物語 二一

「思ふかひなきよなりけり」

[訳] 愛してきたかいのない二人の仲だったなあ。

生活。生業。境遇。