鲁虺日本古語辞典
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賢し

さか・し 【賢し】 形容詞 シク活用活用{(しく)・しから/しく・しかり/し/しき・しかる/しけれ/しかれ}

賢明だ。賢い。

出典沙石集 九

「国の守(かみ)、眼さかしくして、この主(ぬし)は不実の者、この男は正直の者と見ながら、なほ不審なりければ」

[訳] 国守はものの見方が賢明であって、この主人は不実の者、この男は正直者と判断したが、まだ不審なので。

しっかりしている。判断力がある。気丈である。

出典源氏物語 明石

「落ちかかりぬとおぼゆるに、あるかぎりさかしき人なし」

[訳] (雷が頭上に)落ちかかったと思われるので、(そばに)いる者はだれもしっかりしている人はいない。

気が利いている。巧みだ。

出典土佐日記 一二・二六

「こと人々のもありけれど、さかしきもなかるべし」

[訳] ほかの人々の(和歌)もあったけれど、気が利いているものはないようである。

利口ぶっている。生意気だ。こざかしい。

出典枕草子 清涼殿の丑寅のすみの

「せめて申させ給(たま)へば、さかしう、やがて末まではあらねども」

[訳] (帝(みかど)が)むりに答えさせなさると、(女御は)利口ぶって、ずっと歌の最後までではないのだが。◇「さかしう」はウ音便。